大人の歯列矯正にかかる期間をケース別に解説!短縮させる方法も
2025年3月28日 インビザライン

この記事を監修した人

MeLoS認定アライナー矯正教育担当講師。長崎大学歯学部卒業、東京医科歯科大学病院総合診療科にて研修後、複数の歯科医院で勤務しインビザライン矯正やインプラント、口腔外科分野を含む各種治療経験を豊富にもつ。歯科医師むけ専門書の翻訳なども行う。

「大人になってから歯列矯正を始めると、どれくらいの期間がかかるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。矯正の期間は、歯並びの状態や選ぶ治療方法によって異なります。部分矯正なら数ヶ月~1年程度、全体矯正なら1年半~3年ほどかかるのが一般的です。本記事では、矯正方法別の治療期間の目安や、できるだけ短縮するためのポイントを詳しく解説します。できるだけ早く理想の歯並びを手に入れたい方は、ぜひチェックしてみてください!

 

大人の歯列矯正にかかる期間【治療方法別】

全体矯正

全体矯正は、上下すべての歯を対象に歯並びや噛み合わせを整える治療です。治療期間は1年半〜3年程度が一般的ですが、歯並びの状態や選ぶ矯正方法によって異なります。

 

全体矯正は歯を動かすのに平均で2年前後かかることが多く、複雑な症例ではより長い期間が必要になります。また、大人の矯正は子どもと比べて骨の代謝が遅いため、歯の移動に時間がかかる傾向があります。

 

さらに、歯周病や虫歯の治療が必要な場合は、治療を終えてから矯正を開始するため、期間が長くなることがあります。そのため、治療をスムーズに進めるためには、歯科医の指示に従い、口腔ケアを行うことが重要です。

 

部分矯正

部分矯正は、前歯など一部の歯だけを動かす治療法で、全体矯正よりも短期間で済むのが大きな特徴です。治療期間は3ヶ月〜1年程度が一般的で、比較的軽度の歯並びの乱れに適しています。

 

部分矯正は半年〜1年程度で終了することが多く、特に、軽い出っ歯やすきっ歯、ちょっとした叢生(ガタガタ)などを改善したい場合に適しています。ただし、部分矯正は噛み合わせの調整が必要なケースには向いていません。

 

たとえば、奥歯の噛み合わせに問題がある場合や、抜歯を伴ったり全体的に歯を移動させる必要がある場合は、部分矯正では対応できず、全体矯正を検討する必要があります。そのため、矯正を検討する際は、まず歯科医院で診断を受け、自分の歯並びが部分矯正で対応できるか確認することが大切です。

 

大人の歯列矯正にかかる期間【装置別】

インビザライン矯正

インビザライン矯正は、少しずつ形の異なる透明なマウスピースを交換していくことで歯を動かす矯正方法です。治療期間は平均で1年半〜2年半程度が一般的ですが、歯並びの状態や症例の難易度によって異なります。軽度の歯並びの乱れなら半年〜1年で治療が完了することもありますが、重度の症例では3年以上かかるケースもあります。

 

インビザラインは、1日22時間以上の装着が必須で、これを守らないと歯の移動が遅れ、治療期間が延びてしまいます。また、マウスピースは7~10日ごとに患者様ご自身で交換するため、治療計画通りに進めるためには、歯科医師の指示を守ることが重要です。

 

比較的痛みが少なく、見た目にも目立たないのがメリットですが、装着時間が短くなると効果が十分に得られないため、自己管理が必要です。また、ワイヤー矯正に比べて歯にゆっくりと力をかけるため、難症例には対応しづらく、治療期間が長くなる可能性もあります。

 

そのため、インビザラインが適応できるかどうかは、事前の診断が重要になります。

 

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯にブラケットを装着し、ワイヤーの力を利用して歯を動かす矯正方法です。治療期間は1年半〜2年程度が一般的ですが、歯並びの状態によっては3年以上かかるケースもあります。

 

ワイヤー矯正は、常に力が加わるため、確実に歯を移動させることができ、インビザラインよりも難症例に対応しやすいのが特徴です。特に、抜歯が必要なケースや噛み合わせの問題がある症例では、ワイヤー矯正の方が効果的である場合もあり、インビザラインにワイヤー矯正を併用する方法もあります。

 

一方で、装置が目立ちやすく、固定式の装置による口内炎や食事のしづらさ、痛みの強さがデメリットになります。また、ワイヤーの調整は月1回程度の通院が必要なため、治療を進めるためには、定期的な受診が欠かせません。

 

矯正期間中の通院頻度

歯列矯正中の通院頻度は、選択する矯正方法や治療の進行状況によって異なります。ワイヤー矯正の場合、月に1回程度の通院が必要です。

 

ワイヤーの調整や装置のチェックを行い、歯の動きを適切に管理します。場合によっては、装置の破損やトラブルが発生した際に臨時で通院が必要になることもあります。

 

インビザライン矯正の場合は、1.5〜3ヶ月に1回の通院が目安です。基本的には自宅でマウスピースを交換しながら進めるため、ワイヤー矯正よりも通院頻度は少なくなります。ただし、治療計画の確認や歯の動きに問題がないかチェックするため、定期的な診察が欠かせません。

 

どの矯正方法でも、治療の進み具合を確認し、適切な調整を行うために通院は必要不可欠です。スムーズに治療を進めるためにも、歯科医師の指示に従い、決められた頻度で受診することが大切です。

 

大人の歯列矯正で期間が長引くケース

虫歯や歯周病になっている場合

歯列矯正を始める前に虫歯や歯周病がある場合、まずはその治療を優先する必要があります。特に、歯周病が進行していると、矯正中に歯が動きにくくなったり、歯を支える骨が減少して矯正治療ができなくなるリスクもあります。

 

虫歯の場合、小さなものであれば矯正治療と並行して治療できることもありますが、大きな虫歯や神経の処置が必要なケースでは、矯正治療の開始が遅れます。また、矯正装置をつけると歯磨きがしにくくなるため、矯正前に口腔環境を整えておかないと、治療途中で虫歯が悪化し、さらに治療期間が長引いたり、最悪の場合抜歯になることもあります。

 

矯正をスムーズに進めるためには、矯正前にしっかりと虫歯や歯周病を治療し、日頃の歯磨きや定期的なクリーニングで口腔環境を整えておくことが重要です。

 

抜歯が必要な場合

矯正治療の中には、歯を並べるスペースを確保するために抜歯が必要なケースがあります。特に、顎が小さく歯が重なり合っている叢生(でこぼこな歯並び)や、上顎前突(出っ歯)を治療する際に抜歯が推奨されることがあります。

 

抜歯を伴う矯正では、歯を動かす距離が非抜歯の矯正よりも大きくなります。抜歯でできたスペースを埋めるように動かすのに時間がかかったり、動かしていく過程で歯がスペースに倒れ込んでしまったりすることがあります。倒れ込んでしまった場合は正しい位置に戻すための処置が必要になるため、その分時間がかかります。

 

また、親知らずの抜歯が必要な場合は、抜歯後の腫れや痛みが治まるまで矯正治療が一時的に遅れることもあります。抜歯の本数が多い場合は、その分矯正期間が延びる可能性があるため、治療開始前にどのタイミングで抜歯をするのか、歯科医としっかり相談することが重要です。

 

インビザライン矯正で、装着方法や時間を守らなかった場合

インビザライン矯正を成功させるために最も大切なことは、1日22時間以上の装着時間を守ることです。これを守らないと治療計画通りに進まず、治療期間が大幅に延びる可能性があります。

 

インビザラインは、決められたスケジュールでマウスピースを交換することで、歯を少しずつ動かしていく矯正方法ですが、装着時間が短いとマウスピースと歯の動きにズレが生じ、歯が計画通りに動かず、再度治療計画とマウスピースを作成することになります。

 

また。インビザラインはワイヤー矯正と違い、装着していない時間が長くなると歯が元の位置に戻りやすいという特徴があります。正しい装着方法や交換スケジュールを守らなかった場合は、矯正治療が進まないだけでなく、後戻りを起こしてしまい、さらなる治療が必要になることもあります。

 

さらに、マウスピースをきちんと歯にフィットするように装着することも大切です。少し浮いたままで装着しているとだんだんエラーが大きくなり新しいマウスピースがはまらなくなってしまいます。

 

この場合も新しい治療計画とマウスピース作製が必要です。装着するたびにきちんとフィットしているか確認するようにしましょう。

 

大人の歯列矯正の期間を短縮させる方法

治療期間は短く済ませたいと考える方がほとんどだと思います。歯列矯正の期間を短縮させるためのポイントを以下で解説いたします。

口内を清潔に保つ

矯正治療の期間を短縮するためには、口腔環境を良好に保つことが重要です。矯正中は装置が付いているため、虫歯になりやすい状態になります。歯磨きやメインテナンスを怠ると、虫歯や歯周病が進行し、治療を一時的に中断しなければならない可能性があるため、結果として矯正期間が長引いてしまいます。

 

ワイヤー矯正の場合、ブラケットやワイヤーの周りに汚れが溜まりやすく、通常の歯ブラシでは十分に清掃するのが難しくなります。そのため、歯間ブラシやフロスを併用し、食後はできるだけ早く歯磨きをする習慣をつけることが大切です。また、フッ素入りの歯磨き粉を使うことで、虫歯の予防効果を高めることができます。

 

マウスピース矯正は装置の取り外しができるので、ワイヤー矯正と比べると格段にお手入れがしやすい治療方法ですが、装置をつけていると唾液が行き渡りにくく、唾液のもつ抗菌作用や自浄作用の効果が発揮できません。そのため、普段より虫歯になりやすい環境となり、こちらも注意が必要です。

 

定期的な歯科検診やクリーニングを受けることで、虫歯や歯周病を早期に発見し、治療を最小限に抑えることが可能になります。矯正をスムーズに進めるためには、常に口内を清潔に保ち、矯正治療を中断しないことがポイントになります。

 

歯科医師の指示を守る

矯正治療を効率よく進めるためには、歯科医師の指示に従い、定期的な調整や通院を怠らないことが重要です。ワイヤー矯正の場合、月に1回程度の調整が必要になりますが、通院を忘れたり先延ばしにしたりすると、歯の動きが遅れてしまい、結果的に治療期間が長くなることがあります。

 

また、矯正治療の方法に関わらず、矯正装置が外れたり変形した場合は、すぐに歯科医院へ相談することが大切です。装置に異常があるまま放置すると、歯が計画通りに動かず、治療期間が延びる原因になります。

 

特に、抜歯矯正をしている場合、歯を動かすスペースを適切にコントロールする必要があるため、計画通りに治療を進めることが重要です。

 

さらに、矯正治療後の「保定期間」においても、リテーナー(保定装置)を適切に使用しないと歯が後戻りし、再び矯正が必要になることがあります。矯正が完了したからといって油断せず、歯科医師の指示に従って適切な期間、リテーナーを装着することが重要です。

 

インビザライン矯正の場合、装着時間を守る

インビザライン矯正は、1日22時間以上の装着が必須であり、装着時間が短いと歯の移動が遅れ、治療期間が延びる原因になります。ワイヤー矯正と異なり、自己管理が治療の成功を左右するため、毎日しっかりと装着時間を守ることが重要です。

 

特に、食事や歯磨き以外の時間はできるだけ外さず、装着時間を確保することがポイントになります。例えば、食事の後にすぐに装着しないでいると、その分装着時間が短くなり、1日の積み重ねで歯の移動が計画通りに進まなくなることがあります。

 

また、決められた交換スケジュールを守ることも大切です。インビザラインは、通常1〜2週間ごとに新しいマウスピースに交換することで歯を動かしていきますが、装着時間が不足すると、新しいマウスピースが適合しづらくなり、治療計画が乱れることがあります。もし、マウスピースの装着感に違和感がある場合は、早めに歯科医院に相談することが大切です。

 

さらに、インビザラインを装着している間は、水以外の飲み物を控え、マウスピースを清潔に保つことも重要です。マウスピースが汚れると、口内環境が悪化し、虫歯や歯周病のリスクが高まるため、正しくお手入れをしながら、毎日の装着時間を守ることが治療期間の短縮につながります。

 

インビザラインで歯列矯正を検討中の方は、MeLoSにご相談ください

歯並びを整えたいけれど、ワイヤー矯正は目立つのが気になる… そんな方には、透明なマウスピース型の矯正「インビザライン」がおすすめです。取り外しができるため、食事や歯磨きがしやすく、日常生活の負担も少ないのが特徴です。

 

MeLoSでは、専門のスタッフが患者様のお口の中の状況を丁寧にお伺いし、ご相談に応じます。また、インビザライン矯正を受けられる提携クリニックのご紹介も可能です。初回相談は無料ですので、まずはお気軽にLINEよりお問い合わせください。

LINEで矯正相談する(無料)

 

 

CATEGORY

line 今すぐLINEで
相談・予約する