矯正歯科の失敗しない選び方。カウンセリング前後で確認すべきポイントを解説
2025年6月24日 インビザライン

この記事を監修した人

MeLoS認定アライナー矯正教育担当講師。長崎大学歯学部卒業、東京医科歯科大学病院総合診療科にて研修後、複数の歯科医院で勤務しインビザライン矯正やインプラント、口腔外科分野を含む各種治療経験を豊富にもつ。歯科医師むけ専門書の翻訳なども行う。

歯列矯正を検討するうえで、「どの矯正歯科を選べばいいのか分からない」「後悔しないクリニックの選び方を知りたい」と悩まれる方は多いものです。矯正治療は費用も時間もかかるため、信頼できる医院を見つけることがとても重要です。

 

この記事では、カウンセリング前にチェックしておきたいポイントと、カウンセリング後に判断するポイントをわかりやすく解説。矯正歯科選びで失敗したくない方は、ぜひ参考にしてください。

 

矯正歯科の選び方6ポイント【カウンセリング前に確認】

立地 

通いやすさは、矯正治療の継続に大きく影響します。矯正治療は短くても数ヶ月、長ければ数年にわたって通院する必要があるため、通勤・通学路に近い、駅からアクセスが良い、自宅から自転車や車で通えるなど、自分の生活圏内で無理なく通える場所を選びましょう。

 

また、ご自身がよく使用する交通手段に合わせて駐車場の有無や、公共交通機関でのアクセスのしやすさも確認しておきましょう。通院の負担が少ないと、モチベーションを保ちやすくなります。

 

矯正の対応日

矯正歯科の中には、矯正専門医が週に数日、月に数日しか在籍していない医院もあります。自分が通院しやすい曜日・時間帯に矯正対応があるかどうかは、事前に確認しておきたい重要なポイントです。特に、仕事や学校で平日の日中に時間が取れない方は、土日診療や夜間対応の有無も確認しておくとよいでしょう。

 

矯正治療は定期的な調整が必要になるため、予定が合わずに来院間隔が空いてしまうと矯正治療を思うように進めることができません。自分のライフスタイルに合った診療体制かどうかを見極めることが大切です。

 

料金体系の明瞭さ

矯正治療は高額な費用がかかるため、料金体系が明確に提示されているかどうかは非常に重要です。治療費用が一括表示か、別途調整料や追加費用が発生するのか、分割払いやデンタルローンの対応があるかなどを確認しておきましょう。また、「相談料」「診断料」「保定装置代」など、見落としがちな費用が含まれているかも要チェックです。ホームページに料金が掲載されていない場合は、カウンセリングでよく説明を受けてから治療を検討しましょう。

 

院内設備

歯科医師の技術力はもちろん大切ですが、院内設備の充実度も見逃せないポイントです。例えば、歯や顎の状態を正確に診断できるCTスキャンや口腔内スキャナーなどの最新設備が整っているかどうかで、診断の精度や治療計画の緻密さが変わってきます。

 

CTスキャンが院内にあれば、必要な時にすぐ撮影して画像を確認することが出来ますし、口腔内スキャナーがあればお口の中の型取りが苦手な方も楽に行うことが出来ます。また、最新の設備を取り入れている医院は治療についても積極的にアップデートしていることが多いです。

 

加えて、清潔感のある院内かどうか、感染対策がしっかりされているかなども、よく確認しておきましょう。清潔な院内は安心して治療を受けるための大切な判断基準です。写真だけでなく、実際に訪れて見てみましょう。

 

口コミ・レビュー

実際にその医院で治療を受けた人の声は、とても参考になります。Googleの口コミやSNS、歯科専門サイトなどでの評価をチェックし、治療の満足度やスタッフの対応、予約の取りやすさなどを確認してみましょう。

 

ただし、口コミは個人の主観も含まれるため、極端に肯定する意見や、極端に否定する意見は参考程度とし、複数の意見をみて全体の傾向を捉えるように心がけましょう。また、具体的な体験談が書かれているかどうかも、信頼性を判断する材料になります。

 

日本矯正歯科学会の認定医の在籍の有無

矯正治療には専門的な知識と技術が必要とされます。そのため、日本矯正歯科学会の「認定医」が在籍しているかどうかは、医院選びの大きなポイントです。認定医は一定の経験と実績を積み、学会の審査をクリアした歯科医師であり、質の高い矯正治療を提供する証となります。

 

特にご自身の歯並びの乱れが激しい場合は、認定医が在籍している医院のほうが安心して任せられるでしょう。認定医の在籍については医院のホームページや学会のサイトで確認できます。

 

矯正歯科の選び方3ポイント【カウンセリング後に確認】

 

実際にカウンセリングを受け、その経験を元に比較検討する際のポイントについてご説明いたします。

 

歯科医師とのコミュニケーション

矯正治療は長期にわたるため、歯科医師との信頼関係が非常に重要です。カウンセリングの際に、自分の悩みや希望をきちんと聞いてくれるか、専門的な言葉をわかりやすく説明してくれるかをチェックしましょう。

 

一方的な説明だけでなく、患者の不安に丁寧に応じてくれるかどうかも判断材料となります。また、治療中も継続して通院が必要なため、気軽に相談できる雰囲気の医院かどうか、自分にとって話しやすい歯科医師かを見極めることが大切です。

 

治療方法のバリエーション

カウンセリング後は、提案された治療法の選択肢にも注目しましょう。ワイヤー矯正だけでなく、マウスピース型矯正装置(インビザラインなど)や部分矯正など、複数の選択肢を提示してくれる医院は、患者の症例やライフスタイルに合わせた治療計画を立ててくれる可能性が高いです。

 

また、治療法ごとのメリット・デメリットをきちんと説明し、無理に特定の方法を勧めてこない医院は、「患者様が治療を選ぶ権利」を大切にしていると言えます。自分にとって最も納得のいく方法を選べるかどうかが重要です。

 

治療計画のわかりやすさ

治療の流れや期間、ステップごとの目的が明確に説明されているかどうかも大切なポイントです。「なぜその方法なのか」「どの歯をどのように動かすのか」「期間はどれくらいかかるか」など、治療計画が具体的に示されていることで、不安を減らしながら通院を続けやすくなります。インビザラインではコンピュータ上でシミュレーションを行うので、シミュレーションの画像をしっかり見せてくれるかどうかも大きなポイントとなるでしょう。

 

逆に、曖昧な説明や、質問に対して具体性のない回答しか得られない場合は、後のトラブルの原因となることもあります。患者目線でわかりやすく説明し、疑問にも丁寧に対応してくれる医院を選びましょう。

 

矯正歯科とその他の違い

矯正歯科と一般歯科の違い

矯正歯科は、歯並びやかみ合わせの改善を目的とした専門的な分野で、主にワイヤーやマウスピースなどの装置を用いて歯を理想的な位置に動かします。一方、一般歯科は虫歯や歯周病の治療、詰め物や被せ物の処置、歯のメインテナンスなど、日常的な口腔内の健康管理を中心に行います。矯正歯科では、計画や技術に高度な専門知識が求められ、治療期間も数か月から数年に及ぶことが一般的です。そのため、矯正歯科は一般歯科とは異なる専門性を持つ診療科として位置づけられています。

 

一般歯科と矯正歯科の両方を行っている医院に通うメリットとしては、矯正前や矯正中の虫歯や歯周病の治療、治療終了後の補綴治療を同じ医院内でスムーズに行うことができる点があります。しかし矯正治療を非常勤の矯正歯科医が行っている場合は、矯正治療のトラブルにすぐ対応できない可能性があるというデメリットもあります。

 

矯正歯科と審美歯科の違い

矯正歯科は、見た目だけでなく機能的なかみ合わせの改善を目的とし、歯の移動によって根本的な歯並びの改善を図ります。これに対して審美歯科は、歯の形や色、並びを美しく見せることを目的として、ホワイトニングやラミネートベニア、セラミックによる補綴による処置を行います。

 

審美歯科の治療は比較的短期間で結果が得られる一方、根本的な歯の位置は変えずに歯を削る処置で対応する場合もあります。矯正歯科は歯の形は極力かえず、正しい噛み合わせの位置へ動かして改善を目指す治療法である点が大きな違いです。

 

矯正歯科選びで失敗したくないと考えている方は、MeLoSにご相談ください

矯正歯科選びでお悩みの方は、ぜひMeLoSにご相談ください。専門のスタッフが、患者様のお口の中の状況やご希望を丁寧にお伺いした上で、適切なアドバイスを行います。ご相談はすべて無料で、インビザライン矯正に対応した信頼できる提携クリニックをご紹介することも可能です。

 

初回のご相談はLINEから簡単にお申し込みいただけます。無理な勧誘は一切ありませんので、まずはお気軽にご連絡ください。納得のいく矯正歯科選びをサポートいたします。

 

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