口ゴボを自力で治す方法はない。おすすめの治療方法を5つ紹介
2024年10月30日 インビザライン

この記事を監修した人

MeLoS認定アライナー矯正教育担当講師。長崎大学歯学部卒業、東京医科歯科大学病院総合診療科にて研修後、複数の歯科医院で勤務しインビザライン矯正やインプラント、口腔外科分野を含む各種治療経験を豊富にもつ。歯科医師むけ専門書の翻訳なども行う。

口ゴボを自力で治す方法はあるのか?と悩んでいる方も多いかもしれませんが、残念ながら口ゴボは自力改善が難しい問題です。口ゴボは歯並びや骨格のバランスが原因となることが多いため、矯正治療が必要となります。

 

この記事では、口ゴボの根本原因と、改善に適した治療方法について詳しく解説します。口元の悩みを抱えている方は、ぜひ専門的な治療を検討してみてください。

 

そもそも口ゴボとは

口ゴボとは、口元が全体的に前に突出している状態を指し、横顔で特にその特徴が顕著に表れます。口元が「Eライン」(鼻先と顎先を結んだライン)から前に出ていると、口ゴボの状態とされ、見た目のバランスに影響を及ぼします。

 

この状態は、骨格や歯並びが原因となることが多く、噛み合わせや顎関節にも負担がかかりやすいです。

 

口ゴボの主な原因

口ゴボとは、口元が前に突き出ている状態を指し、見た目の印象に大きく影響します。この状態には、主に先天的要因と後天的要因の二つがあります。

 

先天的要因

先天的な原因は遺伝や骨格の形成に関わるもので、生まれつき顎の骨や歯の位置がずれている場合が多いです。例えば、上顎が突出していたり、下顎が後退していると、口元が前に出て見えやすくなります。これらの骨格的な問題は自力で改善することはほぼ不可能で、矯正治療や場合によっては外科的手術が必要となるケースもあります。

 

骨格は遺伝要素が強く、近しい親族に口ゴボの方がいると同じような骨格になる可能性はたかまります。特にお子様の場合は、成長期に早めの専門的な診断と対応をすることで、治療がシンプルになる可能性もあるので早い段階から注意深く観察していくことが重要です。

 

後天的要因

後天的な原因は生活習慣や環境に起因することが多く、口呼吸や舌の位置の異常、悪い飲み込み癖などが影響します。例えば、口呼吸が続くと口元の筋肉が緩み、口唇が前に突き出やすくなり、口ゴボを助長することがあります。また、舌の位置が低いと上顎や歯の発育に悪影響を与え、歯並びの乱れにつながります。

 

こうした習慣が長期間続くと、口元の形状に変化が現れ、口ゴボが目立つ原因となります。後天的な要因は、矯正治療と並行して生活習慣の改善を行うことで症状の進行や矯正治療後の後戻りを防ぐことが可能です。

 

口ゴボは自力で治すことができる?

口ゴボを自力で治すことは、残念ながらほとんど不可能です。口ゴボの原因は、歯並びや骨格のバランスにあることが多く、これらは日常のセルフケアやトレーニングだけで改善するのは難しいものです。

 

特に、顎の骨格が影響している場合は、歯列矯正や場合によっては外科的な治療が必要になります。自己ケアでは根本的な改善は望めませんので、専門的な診断と適切な治療が重要です。

 

歯科医師との相談を通じて、適切な治療法を見つけることをおすすめします。

 

よくある「口ゴボを自力で治す方法」に注意

ネットなどでは口ゴボを自力で改善する方法が紹介されていることがあります。しかし、多くの場合は効果を得られず、そればかりか、逆に症状が悪化したり他のところを痛めたりする可能性もあります。

 

以下でよく見かける自力での改善方法について解説いたします。

 

舌をトレーニングする方法

舌のトレーニングで口ゴボを改善するという方法が紹介されることがありますが、これだけで歯並びや骨格の問題を根本的に改善することは難しいです。

 

舌の位置を理想の位置に置くことで多少の影響はあるかもしれませんが、口ゴボの原因である骨格や歯の位置には直接働きかけられません。また、誤ったトレーニングにより噛み合わせが悪化するリスクもあります。

 

口周りをマッサージする方法

口周りの筋肉をマッサージすることで、口ゴボが改善されるという説もありますが、これも効果には限界があります。

 

マッサージで血行が良くなり筋肉の緊張が和らぐことはありますが、骨格や歯並びの改善には至りません。逆に、強すぎるマッサージや間違った手技によって、かえって筋肉や皮膚に負担をかけ、痛みや不調を招くことがあります。

 

歯を自分で押す方法

歯を手で押すなどの方法で口ゴボを治そうとするのは非常に危険です。歯に無理な力を加えると、歯茎や歯根が傷つき、歯の健康を損なう恐れがあります。

 

また、歯並びや噛み合わせが不自然な形で動いてしまうことで、矯正治療がより複雑になるリスクもあります。歯や骨の位置は専門的な技術でのみ安全に動かせるため、自己流の力任せな対処は避け、必ず歯科医師による診断と治療を受けましょう。

 

口ゴボを自力で治そうとするリスク

口ゴボは見た目や機能面に影響を与えるため、多くの方が自力での改善方法を探します。しかし、専門的な治療を受けずに自己流で改善を試みることには大きなリスクがあります。ここでは主に3つのリスクについて解説します。

 

適切な治療を受ける機会を逃す

口ゴボの原因は骨格や歯並びなど多岐にわたり、その治療には専門的な診断と計画が必要です。自力で治そうとするあまり、歯科医師による正確な評価や適切な治療のタイミングを逃してしまうと、お口の中の問題が悪化する可能性があります。

 

特に成長期の子どもでは早期に治療を開始することが重要ですが、自己判断で放置すると改善が難しくな理、治療は複雑化することもあります。専門医の指導のもとで治療を進めることが大切です。

 

かえって歯並びが悪化する

自己流で無理に舌の位置や口の筋肉を動かそうとしたり、マウスピースや器具を自己判断で使用すると、逆に歯並びや噛み合わせを悪化させる恐れがあります。間違った筋肉トレーニングや不適切な矯正グッズの使用は、歯や顎に不自然な力を加え、歯列の乱れを招く場合が高いです。これにより、さらに口元の突出が目立つようになることも少なくありません。

 

歯の寿命が短くなる

適切な治療を行わずに放置したり、誤った方法で口ゴボを改善しようとすると、歯や顎に過剰な負担がかかりやすくなります。その結果として、歯の摩耗や歯周病の進行が早まり、歯の寿命が短くなるリスクがあります。

 

特に噛み合わせが悪い状態は、咬合性外傷と呼ばれる歯の損傷を引き起こすこともあり、健康な歯を失う原因にもなり得ます。長期的な口腔の健康を守るためには、専門的な治療を受けることが不可欠です。

 

口ゴボは歯列矯正で治すのがおすすめ

口ゴボの根本改善には矯正治療が有効です。しかし矯正治療にも種類があります。以下で種類ごとのメリット・デメリットをご説明いたします。

 

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、少しずつ形の異なる透明なアライナーを交換していきながら歯を動かし、口ゴボを治療する方法です。

 

最大のメリットは、目立たないため日常生活での負担が少ない点です。また、取り外しができるので、食事や歯磨きの際にも便利です。デメリットは自己管理が必要で、ご自身で着用時間を守らなければ効果が減少してしまうことです。

 

ワイヤー矯正に比べて来院回数も少なくて済む傾向にあるので、多忙な方や見た目を気にされる方には非常におすすめです。さらに、痛みが少ないため、快適に治療を進められるのも魅力です。

 

表側矯正

表側矯正は、歯の表側にブラケットとワイヤーを装着する方法で、口ゴボの治療にもよく用いられます。

 

歴史が古くスタンダードな方法で幅広い症例に対応でき、比較的費用が抑えられるのがメリットです。しかし、装置が目立ちやすい点がデメリットで、女性や若い方、また仕事で人前に出ることが多い方などには抵抗があるかもしれません。

 

とはいえ、治療の確実性や適用範囲の広さから、信頼性のある選択肢です。

 

裏側矯正

裏側矯正は、歯の裏側(舌側)に装置を装着するため、外見を気にせず治療を進められる方法です。

 

目立たない点は大きなメリットですが、舌が装置に当たりやすいため、話しづらかったり舌に傷ができてしまうことがあります。また、技術的に難易度が高いため、費用が高額になりやすい点もデメリットです。

 

審美性を重視する方には魅力的ですが、日常生活への影響が気になる場合は、マウスピース矯正がより適しているかもしれません。

 

ハーフリンガル矯正

ハーフリンガル矯正は、上の歯は裏側矯正、下の歯は表側矯正で行う方法です。

 

上顎だけが裏側矯正となるため、審美性を保ちつつ費用を抑えられるメリットがあります。ただし、下の歯は表側矯正となるため、完全に見えないわけではなく、費用もマウスピース矯正よりは高額になるケースが多いです。

 

セラミック矯正

セラミック矯正は、歯を削ってセラミック製の人工歯を被せる方法で、短期間で口元の見た目を改善できます。口ゴボの改善にも有効ですが、歯の大きな削合が必要なため健康な歯質を失い、歯の寿命を著しく短くするリスクがあります。

 

また、歯並びの根本的な改善には向かず、噛み合わせの調整が十分でない場合は顎関節や他の歯に負担がかかる可能性もあります。どのようなリスクがあるのか、歯科医師との十分な相談が重要です。

 

こんな習慣は口ゴボを悪化させる

口ゴボは生まれ持った骨格や歯の大きさ以外に、習慣が関係していることも多くあります。悪い習慣を続けていると、口ゴボが悪化したり、治療後に後戻りを起こしたりしてしまいます。そうならないよう、以下でご紹介する習慣に心当たりあるがある方はできるだけ改善していくよう努めていきましょう。

 

口呼吸をする

口呼吸は、口ゴボを悪化させる習慣の一つです。口呼吸を続けると、口周りの筋肉が弱まり、歯や顎の位置が前に移動しやすくなります。

 

特に、下顎が後退して上顎が前に突出することで、口元のバランスが崩れ、口ゴボの原因となります。鼻呼吸を心がけることで、口周りの筋肉が正常に機能し、歯並びや口元のバランスが整いやすくなるため、早めの習慣改善が重要です。

 

舌で前歯を押す

舌で前歯を押す習慣は、口ゴボを悪化させる大きな要因です。舌の圧力が継続的にかかることで、前歯が前方に押し出され、結果的に口元が突出した状態になります。

 

この習慣が続くと、歯並びだけでなく噛み合わせにも悪影響を及ぼすため、歯科医師に相談し、舌の位置や習慣を見直すことが大切です。

 

下唇を噛む

下唇を噛む癖も、口ゴボを悪化させる要因となります。無意識のうちに下唇を噛むことで、下の前歯が内側に倒れ、下顎が後退して見える状態になりやすく、結果的に口元が突出して見えることになります。

 

この癖を改善するためには、口周りの筋肉を意識してリラックスさせ、歯や顎に余計な力がかからないよう注意しましょう。

 

頬杖をつく

頬杖をつくことは、顔の歪みや口ゴボを悪化させる要因となります。頬杖によって片側の顎や顔に過度な圧力がかかることで、顔の骨格が偏り、噛み合わせや顎の位置がずれてしまうのです。

 

特に、口ゴボの状態がある方は頬杖を避け、顔の左右対称性を保つことが、見た目や健康面においても重要です。

 

固い物を食べない

柔らかい食べ物ばかりを食べると、口周りの筋肉が衰え、歯や顎に十分な刺激が加わらないため、歯並びや口元のバランスが崩れやすくなります。

 

固い物を食べる習慣は、口周りの筋肉を鍛え、正常な顎の発達を助けるため、口ゴボを防ぐ効果があります。

食事に固い食材を取り入れることで、口元の健康維持が期待できます。

 

爪を噛む

爪を噛む癖は、歯に過度な力を加え、歯並びや噛み合わせを悪化させる原因になります。特に前歯に強い力がかかることで、歯が前に移動しやすくなり、口ゴボの状態を助長する可能性があります。

 

爪を噛む癖を放置せず、代わりにストレス解消法を見つけるなど、習慣の改善を図ることが重要です。

 

指をしゃぶる

指しゃぶりは、子どものころの癖として知られますが、口ゴボの原因となることがあります。指を長時間しゃぶることで、前歯が前方に傾き、口元が突出した状態になりやすくなるためです。

 

成長過程で指しゃぶりが長期間続くと、歯や顎の発達に影響が出るため、早めに改善することが望ましいです。

 

口ゴボを治療せず放置するとどうなる?

口ゴボの放置は、見た目だけでなく、様々な方面への悪影響が考えられます。ここでは主に3つの悪影響についてご紹介いたします。

 

見た目が気になりやすい

口ゴボは口元が前に突出しているため、顔全体のバランスが崩れ、見た目の印象に大きな影響を与えます。特に写真や人前で話す際に口元が気になり、手で隠すような癖がついてしまったり、人前で笑顔になる自信を失うことも少なくありません。

 

心理的ストレスが積み重なることで、日常生活の質にも悪影響が出る可能性があります。外見のコンプレックスは社会的なコミュニケーションの妨げにもなるため、早期の改善が望まれます。

 

虫歯や歯周病になりやすい

口ゴボは歯並びの乱れを伴うことが多く、歯磨きが行き届きにくくなるため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。歯並びが乱れている部分は食べかすや汚れが溜まりやすく、細菌が繁殖しやすい環境を作ってしまいます。これにより口腔内の炎症や悪臭の原因となり、さらなる口内トラブルに繋がります。

咀嚼に悪影響がある

口ゴボによって上下の歯の噛み合わせが悪くなると、食べ物を十分に噛み砕けず、消化不良や栄養吸収の妨げになることがあります。噛み合わせが悪い状態が続くと、顎関節や咀嚼筋に負担がかかり、顎関節症や咬筋痛の原因になることもあります。また、噛み合わせの不良は頭痛や肩こりなど、全身の健康にも影響を与える場合があるため、適切な治療が大切です。

口ゴボの治療にかかる期間・費用

期間

口ゴボの治療期間は、治療方法や症状の程度によって異なります。歯列矯正による改善の場合、一般的には1年半から2年ほどかかることが多いです。成長期の子どもであれば、比較的短期間で効果が出やすいですが、大人の場合は骨格の変化が少ないため歯の移動量が多く、時間がかかります。外科手術を伴う治療では、術前矯正、手術、術後矯正、全てを含めて全体で3年以上かかることがあります。

 

費用

治療費用は治療方法によって大きく異なります。マウスピース矯正やワイヤー矯正の場合、60万円から100万円以上かかることが一般的です。外科的矯正の場合は、手術費用や入院費なども加わり、すべて自費診療で行うと総額で数百万円になることも珍しくありません。しかし、限定的ではありますが、先天的な骨格の異常だと診断がつく場合は保険適用となる場合もあり、保険適用であれば100万円以下で外科的矯正も含めた矯正を行える場合があります。

 

また、セラミック矯正などの審美的治療は、治療部位や使用素材によって異なりますが、1本あたり数万円から十数万円程度かかります。いずれの治療を選択するにしても、治療前に費用や期間の見積もりを医師としっかり相談し、納得した上で進めることが大切です。

 

口ゴボをマウスピース矯正で治療したい方は、MeLoSにご相談ください

口ゴボは、見た目や口腔機能に影響を及ぼすため、早めの対処が重要です。様々な矯正方法がありますが、マウスピース矯正(インビザライン)は、見た目が気になる方や生活への影響を少なくしたい方に特におすすめです。透明で目立ちにくく、取り外しも可能なため、日常生活での負担を軽減しながら治療を進められます。

 

MeLoSでは、専門のスタッフが患者様のお口の中の状況をお伺いした上でご相談に応じます。

 

また、お近くのインビザライン矯正を受けられる提携クリニックのご紹介も可能です。初回相談は無料ですので、お気軽にLINEよりご連絡ください。

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