小児矯正は3種類に分けられる!特徴とおすすめの人を紹介
2024年4月30日 インビザライン

この記事を監修した人

MeLoS認定アライナー矯正教育担当講師。長崎大学歯学部卒業、東京医科歯科大学病院総合診療科にて研修後、複数の歯科医院で勤務しインビザライン矯正やインプラント、口腔外科分野を含む各種治療経験を豊富にもつ。歯科医師むけ専門書の翻訳なども行う。

矯正治療と聞くと成人の治療を思い浮かべる方も多いかと思いますが、最近では小児の時期から矯正を検討される方が増えています。

 

小児は顎のサイズも成長途中で成人に比べて柔軟性に富んでいます。

小児だからこそできる矯正治療もたくさんあります。

 

この記事では小児矯正の種類や使用する装置についてそれぞれ詳しくご説明していきます。

 

小児矯正は大きく3種類に分けられる

小児矯正は装置の形状によって大きく3つの種類に分けられます。

可撤式装置、固定式装置、顎外固定装置の3つに分けて詳しくご説明いたします。

 

可撤式矯正装置

可撤式矯正装置とは患者様ご自身で取り外しが可能な装置です。

 

取り外しができるため、歯磨きなどのお手入れはしやすい反面、使用しない時間が多くなってしまうと効果を得ることができません。

 

また、装置の紛失や破損などがあると追加の治療期間や費用がかかる可能性があります。

 

固定式矯正装置

固定式矯正装置は、歯に直接取り付け、患者様ご自身で取り外しができない装置のことです。

 

固定式は取り外すことができないので紛失の心配はありません。

また、使用しない時間が生まれないので比較的効果が出やすく治療計画の見通しが立ちやすいというメリットがあります。

 

しかし、歯磨きが難しく磨き残しが起きやすいため、虫歯や歯周病のリスクが上がるというデメリットがあります。

 

顎外固定装置

顎外固定装置は、顎やおでこのような顔の外に装置を固定し、矯正をしていく装置のことです。

 

上顎の成長促進や下顎の成長抑制など、顎の骨の成長をコントロールしたい場合に使用します。

しかし、ヘッドギアのような装置を装着する必要があるため、見た目への影響が大きくなります。

 

また、常に装着するものは、運動や睡眠時など装置が邪魔になって日常生活に支障をきたすことがありますので、日常生活への支障が心配な方は、睡眠時のみに装着する装置のご相談をしていただくことをおすすめします。

 

小児矯正で用いる「可撤式矯正装置」

可撤式矯正装置には様々な種類があり、それぞれ適応によって使い分けられます。

 

可撤式矯正装置に共通するメリットとしては装置を取り外すことができるのでお手入れがしやすく衛生的に保てるという点があります。

 

以下で種類別に特徴やメリットデメリットをご紹介します。

インビザライン

インビザラインは少しずつ形の違う透明なマウスピース型の矯正装置(これをアライナーと呼びます)を交換しながら使用していくことで歯並びを整えていく矯正方法です。

 

小児矯正ではインビザライン・ファーストというシステムを使用します。

アライナーを食事と歯磨きの時間以外は常に装着する必要があり、1日20時間以上の装着が推奨されています。

 

矯正治療後の歯並びを事前に治療計画作成時に確認することができるので、治療後のイメージがわきやすい治療方法です。

 

拡大床

顎が狭くて歯が並ぶスペースが足りない場合に使用します。

 

真ん中のネジを回すことで拡大床が横へと広がり、その力で顎を左右へと拡大していきます。

顎を小児の時期にしっかり拡大しておくことで、ほとんどの場合、抜歯をおこなわずにきれいな歯ならびを獲得することができます。

 

取り外す事ができるので食事や歯磨きは問題なくできるのがメリットですが、拡大する効果は比較的ゆっくりなことや1日15時間ほど装着するする必要があること、紛失する可能性があることはデメリットと言えます。

バイオネーター

下顎の成長が上顎に対して十分でなく、上顎が前に出ていることで出っ歯になっている場合に使用する装置です。

筋肉の動きを利用して、下顎が前方に成長するように誘導します。

 

装着は就寝中に行うため、日中の活動に影響は少なく、痛みも少ないというメリットがありますが、就寝中の装着に違和感があり、無意識に取り外してしまう可能性があるという点はデメリットです。

リップバンパー

下顎の歯列を拡大するために使用する装置です。

 

唇やその周辺の筋肉の緊張が強いと歯列に強い圧力がかかり、歯列が狭くなってしまいます。

 

リップバンパーはこの圧力を排除して、舌の筋肉の力を利用することで歯並びを拡大していきます。また、唇周辺からの力をうまく利用して、大臼歯の遠心移動を行うこともできます。

 

1日20時間近く装着する必要があるので、日中の装着に違和感をかんじやすいことと患者様やご家族で装着時間の管理が必要であることはデメリットと言えます。

ムーシールド

3歳頃から使用できる小児の受け口を改善するためのマウスピース型矯正装置です。

就寝時に装置を装着することで、舌の位置やお口まわりの筋肉を整えて、受け口を改善します。

 

小児期の早い段階から使用することで遺伝性の受け口の場合の下顎の過成長を抑制することができ、使用時間も就寝時のみで取り組みやすいのがメリットです。

 

プレオルソ

顎の成長期にしか効果を期待できない矯正方法のため、特に4歳から10歳くらいの顎の成長期に効果を期待して使用します。

 

柔らかい素材のマウスピース型の装置で、舌や唇などのお口周りの筋肉のバランスを整えることで歯を理想的な位置に動かしていきます。

また、お口ぽかん、口呼吸、舌習癖を改善して、鼻呼吸を促すことも期待できます。

 

使用時間は1時間と短いため患者様やご家族の負担が少ないのもメリットです。

しかしその分、効果を感じるのに時間がかかることが多いのがデメリットです。

 

プレオルソの使用で歯並びが改善しなかった場合は他の装置で矯正を行う必要があります。

マイオブレイス

小児で行うマウスピース矯正治療法の一つです。

トレーナーと呼ばれるマウスピース型の装置を装着することでキレイな歯並びに整えていきます。

 

マイオブレイスの特徴は、装置によりお口の周りの筋肉のバランスを整えることに加えて、アクティビティと呼ばれる簡単なお口の体操を行うことで歯並びを綺麗にしていくところにあります。

 

装置の装着は日中1時間と就寝時で、アクティビティは毎日決められた種類と回数で行います。

日中の見た目や活動に影響がないことや舌や呼吸の悪習癖を無くすので後戻りが少ないと言われている点がメリットです。

 

一方で毎日アクティビティを行うことを習慣化する必要があり、それを面倒だと感じる方もいらっしゃるでしょう。

 

ツインブロック

下の顎が奥に引っ込んでいることで出っ歯になってしまった場合に使用される装置です。

上下両方の顎に装着し、噛む力を利用して下の顎を正しい位置へと誘導します。

 

同じような効果を期待するものにバイオネーターという装置がありますが、ツインブロックはバイオネーターより装置の維持力が強く、就寝時にお口から外れてしまうとういう心配が少ない点がメリットです。

 

しかし、適応期間が短いのがデメリットで、上の前歯が生えかわったときから乳臼歯が生え替わるまでのだいたい7歳から10歳までの間がツインブロックの適応期間です。

 

アクチバトール

下顎の劣成長が原因で、上顎が前に出てしまい噛み合わせが深くなり過ぎたり、出っ歯になった場合に使用する装置です。

 

上下がワンセットになった装置を装着して、お口周りの筋肉の力を利用して正しい噛み合わせへと整え、上顎の成長抑制・下顎の成長刺激を促します。

 

就寝時に使用するため日中の見た目や活動に影響がないのはメリットですが、上下ワンセットになった装置を装着して就寝していただくので口呼吸を行っている方には使用が難しい点がデメリットです。

小児矯正で用いる「固定式矯正装置」

固定式矯正装置にもいくつか種類があります。以下で種類別に特徴やメリットデメリットをご紹介します。

急速拡大装置

顎が狭く、歯が並ぶスペースが大きく足らない場合に使用する固定式の装置です。

上の顎には正中口蓋縫合という小児期にはまだ完全に骨化していない柔軟な部分を広げることで歯槽骨ごと歯列の幅をひろげることができます。

 

歯に固定し、強い力でひろげていくため2週間ほどの短い期間で効果を発揮することができるのがメリットですが、顔の骨格に影響を与えるため、歯科医師が十分に観察しながら使用することが必要です。

 

またネジを親御さんに指示通り回していただく必要があります。

クワドヘリックス

拡大床と同じように歯列を内側から広げる装置です。

バネの力で緩やかに拡大していきます。

 

急速拡大装置のように骨ごと拡大することはできません。

固定式のため装置を紛失したり、装着時間を管理する必要はありません。

リンガルアーチ

歯の裏側に沿って針金を通した形の装置です。

 

乳歯が抜けた後に永久歯が生えてくるためのスペースを確保したり、拡大装置で広げた幅を維持するために使ったり、位置の悪い歯を補助弾線で内側から押して動かしたりします。

 

タンガード

舌を前に出す・前歯を押す習癖のある場合に使用する装置です。

 

舌を前に突き出して前歯を押す癖があると上下の歯の間にだんだん隙間ができ、噛み合わなくなります。

また見た目も上下の前歯が突出した形になります。

 

習癖があるまま歯並びを治してもすぐに後戻りしてしまうためタンガードを使用して悪習癖の改善と防止を目指します。

 

小児矯正で用いる「顎外固定装置」

顎外固定装置は骨格の成長に問題がある場合に使用されます。

 

あまり馴染みがないものも多いですが、歯科医師から提案された時に知っておくと検討しやすいのでご一読ください。

 

上顎前方牽引装置

上顎の劣成長が原因で受け口になっている場合に使用します。

 

可撤式のフェイシャルマスクと、口の中に装着している固定式装置に矯正用ゴムをかけ、牽引力をかけ、上顎の成長を促します。

基本的に就寝時に使います。

チンキャップ

下顎の過成長で受け口になっている場合に使用します。

帽子のようなものを被り、下顎にはカップ状の装置を当て、その二つを繋いだ状態で使用することで下顎の成長を抑制します。

ヘッドギア

上顎の過成長で出っ歯になっている場合に使用します。

帽子のようなもの、お口の中の装置、それらを繋ぐ金属製の装置、の3つを装着します。

 

力の加え方や方向によって、上の奥歯を後ろに動かしたり、上顎の成長を抑制したりすることができます。

小児矯正はインビザラインがおすすめ!検討中の方はMeLoSにご相談ください

この記事では小児矯正の種類やそれらに使用する装置についてそれぞれ詳しくご説明してきました。

 

小児矯正治療は不正咬合が起きている原因によって治療方法が様々です。

 

お子様の不正咬合がインビザラインで治すことができるのかを知りたい、またインビザラインついて不安や心配がある、という方はぜひ一度MeLoSにご相談ください。

 

専門のスタッフが小児矯正についてもご相談をお受けします。

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