インビザライン治療の流れを全8ステップで解説!
2023年8月31日 インビザライン

この記事を監修した人

MeLoS認定アライナー矯正教育担当講師。長崎大学歯学部卒業、東京医科歯科大学病院総合診療科にて研修後、複数の歯科医院で勤務しインビザライン矯正やインプラント、口腔外科分野を含む各種治療経験を豊富にもつ。歯科医師むけ専門書の翻訳なども行う。

インビザラインとは専用のマウスピース(これをアライナーと呼びます)を交換していきながら歯並びを変えていく矯正治療で、装置が透明で目立ちにくいため近年人気がある治療方法です。しかし多くの方が「インビザラインでの矯正に興味があるけど透明のマウスピースをつかうことしかわからない…」「実際に始めるとしたらどのような流れで治療が進むのか知りたい」と感じていらっしゃるのではないでしょうか。この記事ではそのようなインビザライン矯正の流れを詳しくご紹介して皆様の疑問を解決していきます。

インビザライン治療の流れ

インビザラインはアライナーを使用して歯を並べていく!というところは知っていても実際どのような流れで治療を進めていくことになるのか具体的なイメージを持てていない方も多いのではないでしょうか。インビザライン矯正治療での一般的な流れをご紹介し、各項目についてもそれぞれ解説していきます。

 

STEP1.カウンセリング

まず初めに30分〜1時間のお時間をお取りして患者様から歯並びに対するお悩みや矯正治療に対するご希望をお聞きします。実際にお口の中も拝見し、ざっくりとした方針や料金、治療期間についてのご説明をいたします。歯並び以外に問題点が見つかった場合はそちらの治療についてのご説明もいたします。医院によっては口腔内スキャナーでスキャンを行い、簡単なシミュレーションを確認することもできます。

カウンセリングでは矯正治療に対するご説明を行って、患者様の不安やご質問にお答えすることがメインとなりますので、その場で治療に対して契約を結んでいただく必要はありません。じっくり検討していただき、追加で疑問が出てきた際にはお気軽にご質問ください。カウンセリングは無料で行っているところもありますので複数のカウンセリングを受けて比較してみるのもいいでしょう。

STEP2.精密検査

カウンセリングを受け、矯正治療を行う医院を決定したら治療に必要な詳しい検査や資料取りを行います。内容としては

・レントゲン撮影(パノラマエックス線写真、セファロ、CT)

・口腔内写真

・顔貌写真

・歯周病検査、虫歯のチェック

・口腔内スキャナーでのスキャニング

などで、矯正する範囲や治療方針によって必要な検査や資料は異なりますので気になる方は担当の歯科医師に確認してください。歯周病や虫歯がある場合はこれらの精密検査を行う前に治療を行います。担当の歯科医師はこれらの資料をもとに矯正治療の治療計画を立てていきます。

STEP3.同意書の締結

矯正治療は期間も長く費用も高額になりやすいため、検査をする際に矯正治療に関する同意書を作製し、締結させていただきます。この同意書は控えは患者様にお渡しし、院内でも大切に保管されます。

STEP4.治療計画の作成・ご説明

約2週間〜1ヶ月でインビザラインの治療計画(これをクリンチェックといいます)ができあがります。クリンチェックはコンピュータ上で歯の動きや期間、必要な処置を確認することができるので、これを患者様にお見せしながら治療の内容についてご説明いたします。

ここでのクリンチェックが最終決定ではなく、ご説明した上で再度患者様のご要望をお聞きし、ご納得いただける計画が出来上がるまで修正とご説明を行います。修正には再度アライン社とのやりとりが必要となりますのでお時間を要します。クリンチェックがご納得いただけたらアライナーの発注となります。

STEP5.インビザライン治療の開始

発注をおこなって約3週間〜1ヶ月でアライナーがアメリカの工場から届きます。アライナーが届き次第歯科医院に来院していただき、

・アライナーのお渡し

・着脱方法の指導、確認、練習

・注意事項のご説明

をスタッフから行います。

また多くの症例ではアライナーを装着する前に、アタッチメントと呼ばれる装置をつけたり、IPRや抜歯で歯を並べるためのスペースをつくったりする必要があります。アライナーをお渡しする前にそれらの処置を行うこともあります。お渡しと処置が同日に行えないこともありますので、来院機会が限られている方は事前にスケジュールを歯科医師と相談しておくことも大切です。

STEP6.定期検診・経過観察

インビザライン矯正を始めた直後は患者様もアライナーを使用する生活に不慣れですし治療による痛みも出やすい時期でもありますので、状態を確認するために2週間〜1ヶ月ほどで経過を見させていただきます。

そこで問題なさそうであればアライナーを複数枚お渡しし、次回の来院は数ヶ月後とさせていただくことがあります。もちろん次回アポイントの前にアライナーが合わなくなったり痛みや違和感が強く出た場合はアポイントを早めて担当歯科医師の診察を受けていただいて構いません。

STEP7.治療終了

アライナーのフィットや歯の動きによっては何度か追加のアライナー作製・使用を行うことがあります。これらを経て理想の歯並びが得られたら治療の終了へと進めていきます。歯の表面につけていたアタッチメントをすべてきれいに除去し、衛生士による歯のクリーニングなどを行います。また、アライナーでは調整することのできないわずかな噛み合わせを細かく確認します。治療前に歯の修復物などを新しくする希望があった方はこのタイミングで新しい歯並びにあわせて修復物のやり直しを行います。

 

STEP8.保定期間の開始

上のステップまでで理想の歯並びを得ることはできましたが、矯正治療は歯を並べてそこで終了、というわけにはいきません。矯正装置で歯を動かして並べても歯には元の場所に戻ろうとする力が働きます。そのため獲得した歯並びが安定するまではリテーナーと呼ばれる保定装置をつけて過ごしていただく必要があります。

インビザラインでは治療終了時に再度口腔内をスキャンして作製するビベラリテーナーと呼ばれる装置を使用していただくのが一般的です。ビベラリテーナーも今まで使用していたアライナーと同じく透明で薄いマウスピース型の装置です。

治療終了直後は歯の位置が戻りやすいのでできるだけ1日中リテーナーをつけていただき、徐々に装着時間を減らしていきます。しかし保定装置を全くつけなくなるとどうしても後戻りしてしまう方が多いので、歯並びがある程度安定しても、できれば夜のお休み中はつける習慣は続けていただくことをお勧めいたします。

インビザライン治療の流れをスムーズに進めるための注意点

ここまでインビザラインの流れをご説明してきました。「思っていたより時間がかかりそう」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。そこでインビザライン治療を少しでもスムーズに進めるための注意点をご紹介いたします。これらを実践して少しでも治療期間を短くしていきましょう。

 

治療計画の見直しがないようにはじめにしっかりと相談する

インビザラインではアライナーを発注する前にコンピュータ上でクリンチェックと呼ばれる治療計画を立てます。このクリンチェックは発注するまで何度でも修正が可能ですので納得のいかない物に関しては説明を受けた際に修正を依頼することが可能です。

しかしこの修正は担当歯科医師とインビザラインを扱う本社とのやりとりで行われるため、約2〜3週間の時間を要します。つまりそれだけ治療を開始するのが遅くなってしまいます。そうならないためにはできるだけ少ない回数で納得の得られるクリンチェックを作ってもらえるように理想の歯並びや希望する治療内容について初めに担当歯科医師と相談し共有しておくことが大切です。

 

矯正治療中に虫歯を作らない

矯正治療中に虫歯ができてしまうとそのまま矯正を進めていくことはできないので治療が必要になります。虫歯の治療は歯を削ることになるので多くの場合歯の形が変わってしまい、すでに作っていたアライナーがフィットしなくなります。

アライナーが入らなくなると再スキャンを行い新たなアライナーを発注することになるので新しいものが届くまで約1ヶ月程度時間を要します。虫歯を治療するための時間+新しいアライナーを作製する時間の分、矯正治療終了が遠のいてしまいます。

歯並びや口内環境に問題がある場合はスタートまで時間がかかる

歯並びが重度の叢生である場合や親知らずが邪魔になる場合は矯正治療を進める前に抜歯を行う必要があります。抜歯は患者様に痛みや精神的ストレスなどの負担がかかりますのでインビザライン開始とは別日で行うことがほとんどです。

抜歯が必要である旨を担当歯科医師から告げられた場合は、早めにスケジュールを組んでいくことが大切です。また、治療前に口内環境がよくない(清掃状態が悪い、虫歯や歯周病などの疾患があるなど)と、矯正治療開始前に歯の清掃指導や治療が必要になります。スムーズなスタートが切れるよう、日頃から検診を受診したりメインテナンスをしていくことも大切です。

マウスピースの管理を徹底する

インビザラインのアライナー管理は患者様に行っていただきます。アライナーを誤って紛失してしまった場合は再度来院していただきスキャン→アライナー再作製を行わなければなりませんし、交換のタイミングや装着するアライナーの順番を間違えてしまうと治療計画通りに歯が動いていかず治療計画の修正を行わなければならなくなります。紛失や交換時期にミスが起こらないように工夫しながら治療を進めていきましょう。

 

装着時間を守らないと治療が長引く

インビザラインをスムーズに進めるために最も大切だといえるのが「装着時間を守ること」です。インビザラインで推奨されている装着時間は一日22時間です。装着時間が守れない日が続いてしまうと歯の動きが遅れたりアライナーが合わなくなったりします。治療計画とのズレが大きくなると再度見直しを行う必要も出てきます。そうするとその分治療は後ろ倒しになってしまいます。装着時間を守るために工夫して過ごすのはもちろんですが、時には守れない日も出てきてしまうかと思います。そのような時のために守れなかった場合のリカバリー方法を事前に担当歯科医師と相談しておくのもお勧めです。

 

 

MeLoSであなたのインビザライン治療の流れをチェック!

この記事ではインビザライン治療の流れについて詳しくご説明してきました。しかしご紹介した流れはあくまでも一般的な流れです。お口の中の状況は人それぞれ異なりますので、必要となる資料や検査、処置もここでご紹介したものと少し異なる場合があります。ご自身の場合はどのような流れになるのか、期間も含めて知りたい!という方はぜひ一度MeLoSにお問い合わせください。MeLoSの専門のスタッフがあなたの疑問に詳しくお答えいたします。

CATEGORY

line 今すぐLINEで
相談・予約する