「インビザラインで矯正を始めたけれど、何枚目くらいから歯の変化を感じるの?」と気になっていませんか?個人差はありますが、多くの方が14枚目あたりから変化を実感しやすいといわれています。ただし、装着時間が不足したり、歯の動きが遅れたりすると、変化を感じるまでに時間がかかることもあります。
本記事では、インビザラインの変化を実感しやすいタイミングや、効果を早めるためのポイントについて詳しく解説します。矯正を成功させるためのコツを知り、効率的に歯並びを整えていきましょう!
インビザライン矯正では、個人差はありますが、多くの方が14枚〜20枚目あたりから歯並びの変化を実感し始めると言われています。これは、1枚のアライナーで約0.25mm歯が移動するため、14枚目(約3ヶ月経過)で目に見える変化が現れるケースが多いためです。
特に前歯の矯正を目的とした場合、4枚目が終わる頃に最初の変化を感じることもあります。一方で、奥歯を中心に動かしている場合は20枚を超えても変化が分かりにくいこともあります。
矯正の進行状況が気になる場合は、定期的な診察時にお口の写真やスキャンデータを確認することで、歯の移動を実感しやすくなります。
インビザラインでは、1枚のマウスピースで歯が約0.25mm移動するとされています。これは、装置の形状と歯にかかる力によって少しずつ動かす仕組みになっているためです。マウスピースは通常1〜2週間ごとに交換されるため、1ヶ月(約4枚使用)で1.0mm程度の移動が期待できる計算になります。
ただし、歯の動きやすさには個人差があり、歯の根の状態や骨の密度、矯正の難易度によって変化のスピードが異なることがあります。また、1日22時間以上の装着、正しいフィット、を守ることでより効果を感じられやすくなります。
インビザライン矯正で使用するマウスピースの枚数は、歯並びの状態や矯正の難易度によって異なります。
一般的には軽度の歯列不正や部分矯正の場合は20〜30枚、全体矯正では40〜50枚が目安となります。抜歯を伴う症例や歯の移動量が多いケースでは、70枚以上必要になることもあります。
また、治療の途中でフィットにエラーが生じたり、治療計画変更や細かい調整が必要になった場合、「リファインメント」と呼ばれる追加のマウスピースが作成されることもあります。
インビザラインには、矯正期間や作成できる枚数に応じたコースが設定されているため、治療前に歯科医師と相談し、ご自身の歯並びや理想とする仕上がりに合ったコースを選ぶことが大切です。
インビザラインで変化を感じづらい場合、マウスピースの扱い方や治療の進め方というような、歯以外に原因があることも多いです。変化を感じづらい治療となってしまう方の特徴を以下でご紹介します。
インビザラインで変化を感じづらい原因の一つに、マウスピースの装着方法が誤っていることが挙げられます。インビザラインは、歯に充分フィットした状態で適切な力をかけることにより歯を動かす仕組みになっているため、装着が不十分だと歯に正しく圧力がかからず、歯の動きが遅れることがあります。
装着後にミラーで確認し、しっかりと歯に密着しているかをチェックすることが大切です。また、チューイー(マウスピースを歯に密着させるためのシリコン製の補助アイテム)を活用することで、適切な装着をサポートすることができます。
インビザラインの治療は、計画されたスケジュールに沿ってマウスピースを交換することで、少しずつ歯を動かしていく仕組みです。マウスピースの交換は歯科医師の指示のもと、患者様自身で行って頂くもので、タイミングが早すぎたり遅すぎたりすると、歯の動きが治療計画通りにいかず、変化を感じにくくなることがあります。
例えば、歯が十分に動いていない状態で次のマウスピースに交換すると、新しいマウスピースが合わず、適切な矯正力がかからないことがあります。そのため、交換前にマウスピースがしっかりとフィットしているかを確認することが重要です。
浮きがある場合は、チューイーを使用して密着させ、それでもフィットしない場合は交換を遅らせることを検討する必要があります。また、逆に交換が遅すぎると、歯の動きが停滞し、治療全体が長引く原因になります。交換を忘れてしまうと、治療が遅れ、変化を感じるまでに時間がかかるため、交換スケジュールを事前に管理し、適切なタイミングで交換することが大切です。
さらに、交換の際に自己判断でマウスピースを飛ばして装着することも問題です。「少しでも早く治療を終えたい」と考え、本来の順番を無視して次のマウスピースに進んでしまうと、治療計画が乱れる原因となり、結果としてゴールへの回り道となります。必ず歯科医師の指示に従うことが重要です。
インビザラインの治療は、事前に作成されたシミュレーションに基づいて進行します。しかし、最初の治療計画自体に無理がある場合、変化が感じにくかったり、途中で治療が停滞したりすることがあります。
特に、重度の歯列不正や抜歯を伴う症例では、インビザライン単独では理想的な結果を得るのが難しいケースもあります。ワイヤー矯正と併用する方法や、歯の動きを助ける補助装置(アタッチメント・ゴムかけなど)が必要な場合もあるため、治療前の診断が非常に重要です。
また、骨格的な問題が関係している場合も、インビザラインだけでは十分な変化を感じにくいことがあります。例えば、顎のズレが大きい受け口(下顎前突)や、骨格性の出っ歯(上顎前突)などの場合、外科矯正を併用しないと根本的な改善が難しいことがあります。このようなケースでは、事前に適切な診断を受け、インビザラインが本当に適しているかを見極めることが重要です。
インビザラインで正しく変化を感じるための治療ポイントを以下でご説明します。
インビザラインで正しく変化を感じるためには、1日22時間以上の装着時間を守ることが最も重要です。マウスピースは、歯に持続的な力をかけることで少しずつ動かしていく仕組みになっているため、装着していない時間が長いと歯が全く動かないばかりか後戻りを起こすこともあります。
1日の装着時間が短いと、歯がマウスピースの形に適応しきれず、新しいマウスピースに交換する際にフィットしにくくなり、これが続くと、歯の動きが滞り、追加の調整(リファインメント)が必要になる可能性があります。
装着時間を確保するために、食事や歯磨き以外の時間は常に装着することが理想です。食事後はすぐに歯を磨き、マウスピースを装着する習慣をつけることが大切です。
さらに、マウスピースの装着時間を管理するために、スマートフォンのタイマー機能を活用したり、アプリで記録するのも有効です。自分の装着時間を意識しながら治療を進めることで、より確実に変化を実感できるようになります。
インビザラインの治療では、歯の動きをスムーズにするためにアタッチメントやチューイー、ゴムかけなどの補助装置を併用するがあります。特に、歯の動きを助けるアタッチメントは、歯に細かい突起をつけることでマウスピースのフィット感を高め、より確実に歯を移動させる役割があります。
また、チューイー(シリコン製の補助アイテム)を使用することで、マウスピースをしっかりと歯に密着させることが可能です。特に、新しいマウスピースに交換した直後は、しっかりと装着できているか確認するためにチューイーを噛む習慣をつけるとよいでしょう。
治療途中で歯科医師からゴムかけ(顎間ゴム)を指示された場合は、適切に使用することが重要です。ゴムかけは、特に噛み合わせの調整や、上下の歯を適切な位置に動かすために使用されます。
これらの補助装置を適切に使用することでマウスピースの効果が高まり、変化を感じやすくなります。
インビザラインを正しく進めるためには、口腔内の清潔を維持することも重要です。マウスピースは密閉性が高いため、食べかすやプラークが残った状態で装着すると、虫歯や歯周病のリスクが高まることがあります。
虫歯や歯周病になってしまうと矯正治療を中断して治療を行わなければならず、治療計画に大幅な遅れがでてしまいます。口腔内を清潔に保つことで、矯正中のトラブルを防ぎ、スムーズに歯が動く環境を整えることができます。
劇的に短縮することはできませんが、マウスピースの交換時期を通常より早めることができる方法もあります。治療期間を短くしたいと強い希望のある方はこれらの方法も検討してみましょう。
マウスピース矯正(インビザライン)単独では、歯の動きが遅くなりやすいケースもありますが、ワイヤー矯正と併用することで、より早く歯を動かすことが可能です。ワイヤー矯正、マウスピース矯正、それぞれに得意な動き・苦手な動きがあります。得意な動きを効率的に使う治療計画を立て、実行することができれば矯正治療の期間を短くすることができます。
ただし、ワイヤー矯正との併用は、すべての症例に適しているわけではなく、追加の費用も必要となります。自分の治療に必要なのかを歯科医師と相談し、最適な治療プランを選ぶことが大切です。
加速矯正装置は、微細な振動や光の刺激を利用して、歯の動きを早めるための補助装置です。これらの装置は、歯を支えている骨(歯槽骨)の代謝を活性化し、歯の移動速度を向上させる効果や歯が動く痛みを緩和する効果が期待できます。
このような装置を一日数分使用することで、マウスピースの交換ペースを通常の1〜2週間から短縮できる可能性があります。ただし、すべての症例に効果があるわけではなく、装置の使用には追加費用がかかる場合があるため、導入を検討する際は歯科医師と相談することが重要です。
「歯並びを整えたいけれど、ワイヤー矯正は目立つのが気になる…」そんな方には、透明なマウスピース型矯正「インビザライン」がおすすめです。目立ちにくく、取り外しが可能なため、日常生活においても快適に矯正治療を進められるのが特徴です。
MeLoSでは、専門のスタッフが患者様のお口の状態を丁寧にお伺いし、ご相談に応じます。また、インビザライン矯正を受けられる提携クリニックのご紹介も可能です。初回相談は無料ですので、まずはお気軽にLINEよりお問い合わせください。